自律神経の乱れから来る目と体と心の関係
自律神経の乱れからくる眼と体と心の関係としてまず眼の症状としては、目の奥が痛む、目がかすむ、ドライアイ、まぶたが痙攣する、しょぼしょぼす、充血するなどがあげられます。
また身体の症状としては、肩こりがする、頭痛がする、背中・腰が痛む、手足がしびれる、不眠などがあげられます。
心の症状としては、いらいらする、ストレスがたまる、何事もやる気がなくなるなどがあげられます。
交感神経が過剰に働くと顔面~首の筋肉が緊張し、それにより脳への血流が制限されます。
そうすると目をメンテナンスするための栄養や酸素が十分供給されなくなります。
また交感神経優位時には視野が中心視野になるので、目を動かす筋肉がより疲れると考えられます。
ストレスが重なると自律神経のバランスが崩れ、交感神経優位となるために副交感神経に支配される涙の分泌が少なくなってドライアイをきたしたり、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかず、ぐっすり眠れなくなったり、肉体的にも精神的にも不安定になりがちです。
また、こういった状態が続くと、ピントをあわせる毛様体筋の過緊張で近視が進んだり、目を動かす外眼筋の過緊張で眼圧があがって緑内障が進行したりしやすくなったり、中心性漿液性網脈絡膜症などのストレスからくる目の病気、老化に伴う白内障や加齢性黄斑変性症などの病気も進行しやすくなるといわれています。