インフルエンザの症状
1、今年もインフルエンザの流行する季節が来ました。
風邪とインフルエンザは症状も原因も症状もはっきり異なります。
「風邪」は、のどの痛み、鼻水、咳(せき)などの症状を伴う呼吸器の急性炎症です。
発熱、頭痛、食欲不振などが起こることもあります。健康な人でも年に数回程度かかるといわれています。
「インフルエンザ」は、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。普通の風邪よりも急激に発症し、症状が重いのが特徴。インフルエンザに感染すると、1~5日の潜伏期間の後、38℃以上の高熱や筋肉痛などの全身症状が現れます。
健康な人であれば、その症状が3~7日間続いた後、治癒に向かいます。気管支炎や肺炎を併発しやすく、脳炎や心不全になる場合もあります。
2、インフルエンザウイルスには強力な感染力があり、いったん流行すると、年齢や性別を問わず、多くの人に短期間で感染が広がります。日本では毎年11月~4月に流行が見られます。
インフルエンザの特徴として
①潜伏期間 は 1~3日
②感染経路は おもに飛沫感染(飛沫とは、くしゃみや咳(せき)などで唾液や鼻水が小さな水滴となって飛び散ること)
③急激に38℃以上の高熱が出る
④症状は悪寒、頭痛、関節痛、倦怠感などの全身症状、咳、痰(たん)、 呼吸困難、腹痛、下痢などの胃腸症状 など
⑤療養期間は 一週間程度
があげられます。
3、インフルエンザの治療 として一般的には
①できるだけ安静にし、栄養と十分な睡眠を取ります。
②インフルエンザウイルスの空気中での活動や感染を抑えるために、加湿器などで室内の湿度を50~60%に保ちます。
③水分を十分に補います。お茶、スープ、ジュースなど何でもいいので飲みたいものを飲みます。
があげられます。
4、インフルエンザの流行情報
インフルエンザの最新情報が、下記ホームページに掲載されていますので、こちらを参考にして予防対策を迅速に行ってください。
国立感染症研究所感染症情報センターのホームページ
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/index.html