【食べ過ぎについて】
最近よく言われていることですが、現代人は一般に慢性の過食傾向にあるようです。生活が豊かになって、食事を楽しむという風潮が一般的になってきた証拠ですね。
特に食べ過ぎに拍車をかけているのが食事の時の飲酒や冷たい飲み物です。飲み物とともに食事をすると、良く噛むという行為が極端に減少します。噛まないと いうことは、口に食べ物が滞在する時間が短くなり、満腹感を感じる前に過剰な量の食物が胃に流し込まれることになります。
また、唾液中の消化酵素も生産が追いつかず、胃の中には消化を助ける役目の酵素がほとんど含まれていない、しかもよく噛み砕かれていない大きな食物の固まりが入ることになります。
すると、胃は通常の消化能力以上に仕事をしなければならなくなるので、エネルギーとなる大量の血液が胃に集まります。食後に眠くなる、体がだるい等の症状でが出るのもこの為です。
また特に深刻なのが、胃ガンや潰瘍性疾患です。
これらはストレスのみならず、能力以上の仕事を長期間させられることによって起こることも多いようです。胃腸の弱い体質の人が長期にわたって過食を続けることにより起こることが多いようです。
早食いがよくないと言われるゆえんでもありますね。
人間はとても学習能力の高い生き物です。何度か続けて過食すると次回も同じ量の食物が入ってきても消化できるようにするための準備をするようになります。
するとだんだんと通常の量では満足できなくなり食べ過ぎに繋がりやすいです。
日頃から少食を心掛けましょう。