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健康コラム

自然治癒力が強い体というのは・・・

自然治癒力が強い体というのは、病気になりにくく、なってもすぐに治る体ということです。

では自然治癒力を強くしてくれるのは何か、というと胃腸なんです。

 

栄養分は小腸から門脈を通って肝臓に蓄えられます。血液も、肝臓を通り栄養分をもらってから全身に回ります。
胃腸を強くすれば、食べた物をきれいに栄養分にしてくれるので、血液も十分栄養をもらって全身に回ることができるのです。

原料がいっぱいでも工場が悪かったら不良品の体を作ります 。

人間の体は約60兆もの細胞でできていて、そのうち約1兆個の細胞が、毎日新しく生まれ変わっているといわれています。

体の部品をつくる工場がいいかげんだと、できそこないの組織しか作れません。

つまり、胃腸が元気でないと、食べたものを100%栄養分にできないので、全身に十分栄養が回りません。当然白血球も元気にならないので、ウイルスやガン細胞を殺したりする力が弱くなるのです。

アレルギーになるのも、弱々しいマクロファージ(白血球の食細胞)をつくるからで、ちょっとした異物でも処理しきれず、異常な抗体反応をおこしてしまう結果なのです。

活性酸素を除去する防御システムも、それを作る原料は胃腸が供給するので、胃腸が悪いと、防御システムも弱いものしか作れません。

胃腸がしっかりと働けば、ちゃんとした細胞を作り、しっかり働くための栄養をつけてやれるのです。

ですから、全身の臓器が元気になり、自然治癒力を強くするのも、胃腸が強ければこそなのです。

アレルギーや肺の病気など、一見、胃腸に関係なさそうな病気も、実は胃腸が悪いことが根本原因であることが多いのです。

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