ドロドロ血液になってしまう理由
ドロドロ血液はどうしてなってしまうのでしょうか?
原因1:水分不足
血しょうは、血液の液体の部分のことです。 体内の水分が不足すると、この血しょうが少なくなり、赤血球や白血球がつながったり、粒が大きくなって血液はドロドロになってしまいます。
この血球の連結や増大を防ぐには、水分を適度に補給して血しょうの量を増やすことです。 朝起きてスグ、入浴やサウナに入ったとき、運動などで大量に汗をかいた後などは水分が失われているので、入浴の前に、また運動の途中では小まめに水分補給をすることが必要です。
原因2:運動不足
慢性的な運動不足ですと、新陳代謝が活発になりませんので血液中の余分な老廃物や中性脂肪などが除去されません。 さらに、筋肉量も減るので基礎代謝も減り、体温も低下するので血行が悪くなってしまいます。
原因3:ストレス
ストレスもまた、血流を悪くさせる原因としてあげられます。
ストレスをためると、自律神経の働きでアドレナリンというホルモンが分泌され、 血液に流れます。アドレナリンの作用で、血球が活性化し、ドロドロが促進されるとともに免疫力を低下させてしまいます。
ストレスの原因は、人間関係や仕事の悩み、肉体的な疲れや睡眠不足などいろいろなところでおきるので、 できるだけ思い悩まないように気をつけてください。
原因4:食事
自分の許容量よりも多く食べ物を食べてしまうと使えなかった余分なエネルギーが 血液中に血糖や中性脂肪として血液に入り込んでしまいます。
食べる量も問題ですが、ポテトチップスなどのスナック菓子やインスタントラーメンなどの トランス脂肪酸を使った食品や、ジュースやお菓子などの糖分、ハンバーガーやラーメンなどの脂質の多い食べ物は、 体の代謝を悪くさせ、血液にもいい影響を及ぼしません。血液に限らず、健康のためにもできるだけこれらの食べ物は控えましょう。
原因5:喫煙
タバコを吸うと、ニコチンの作用でで血管を収縮させるので血液が固まりやすく血栓ができやすい、 また血中のコレステロールが増えます。
さらに、タバコは赤血球が酸素を運ぶ能力を低下させるので、これを補うために赤血球を増加させます。 タバコの有害物質を排除しようとして白血球も増えるので結果、血球全体が増えドロドロの血液になってしまいます。
血液に関する作用だけでなく、タバコで活性酸素が多くなり、肌や髪などの健康にも害があります。 できるだけ、タバコは控える方がよいでしょう。