血圧と血管のお話|木場の整体・鍼灸なら、木場駅より徒歩1分の木場中央はり灸整骨院

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健康コラム

血圧と血管のお話

1、血圧とは、心臓が血液を全身に送り出す際に血液が血管を内側から押す力のことです。
血液は、心臓が収縮、拡張することによって全身に流れています。 全身に流れるときの血管を押す力が正常値より強い場合は高血圧、弱い場合は低血圧といわれます。

2、また、心臓が縮んだときの圧力を縮小期血圧(最高血圧)といい、心臓が張ったときの圧力は拡張期血圧(最小血圧)とよばれ、 それぞれのときの血圧の数値を上の数値、下の数値と呼び血圧を測るときに使用されます。
血圧が高い場合には、血管や心臓にダメージを与えるため高血圧の状態は体によくないといわれています。

3、血管は、血液を身体の各部に送るための通路となる菅のことです。
身体にいたるところにある各細胞は、栄養素と酸素がないと維持できません。 それらの細胞に酸素や栄養分を送り込み、水分や老廃物などを運ぶ役割をしています。 大人1人の血管をすべてつなげると、約9万キロメートル(約地球2周半)になるといわれ、血液は1分間で体中を1周できるほど早いスピードで流れています。

4、サラサラの血液を保つには、血液だけでなく血管も重要です。
血管の状態が悪くなると、血管自体がかたく、もろくなってしまいます。
そうなると、血の塊である血栓ができやすくなり、血液の流れが悪くなってしまうのです。 血管を健康に保つには、食事が重要であり、良質のタンパク質を常に摂り続けることが大切です。

5、また、存在自体が悪いと勘違いされているコレステロールも血管には重要です。
コレステロールは、多いと血がドロドロに、少ないと血管のい組織が壊れやすくなってしまいます。
コレステロールは適度に摂り、コレステロール値を正常の範囲に保つことが必要です。

6、血管は筋肉で出来ています。そして全ての血管は同様に基本的な構造を持ちます。
血管の太さは、自律神経が調節しています。
自律神経とは、身体のいろいろな部分をコントロールしている神経で交感神経と副交感神経の2つがあります。

7、交感神経と副交感神経は、シーソーや天秤に両端のような関係になります。
血管については交感神経が優位になると、血管が収縮し細くなります。逆に副交感神経が優位になると、血管は拡張し太くなります。
強いストレスが働くと、交感神経が優位になり血管は細くなります。
ちなみに、タバコを吸うと血管は細くなります。
リラックスすると、副交感神経が優位になるので血管は太くなります。

8、今度は、高血圧について考えてみましょう。
高血圧とは血管の圧力が高くなる状態ですね。 血管が細くなると、血液が流れにくくなり、圧力が上昇します。
逆に血管が太くなると、血液が流れやすくなり、圧力は下がります。
高血圧とは、血管が細くなってしまう状態です。

9、自律神経の話に戻るとストレスなどで交感神経が優位になると、血管が細くなると説明しました。
すると、血圧が上昇する、つまり高血圧ということになります。 常に血圧が高い人は、慢性的なストレスを抱えていると考えられます。
高血圧で処方される薬の多くも、この神経の活動を抑える効果を利用したものです。薬にたよるよりも、日ごろのストレス管理が重要だということがわかります。ただし血圧の薬は急に止めることは大変危険ですので注意が必要です。

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