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健康コラム

健康美は排泄と関係してます

1、人間は、空気と食べものから生命活動を維持するために必要なエネルギーを得て、生きています。
食べものの栄養素のなかで、炭水化物(エネルギーになる)・たんぱく質(体を作る)・脂質(熱エネルギーになる)・ビタミン(体の調子を整える)・ミネラル(骨を作る、体の調子を整える)を五大栄養素といい、ここに水と食物繊維を加えて、どれも体に必要なもので、同時に過剰でもいけません。
空気から酸素を取り入れたら二酸化炭素などを排出、食物から栄養を取り入れたら要らないものは便や尿、汗として排出をします。
この時、不要なものとして、体内に侵入した毒物や細菌・ウイルスなども、体内で解毒・無毒化されて体外へ排出するようになっています。

明らかに「体に毒である」ものは嘔吐され、体内にうまく忍び込めた病原菌や食べものに含まれる毒も肝臓や免疫細胞、腎臓によって無毒化され便や尿、汗として排出されます。

 

2、中医学では、体の外にある病気の原因を、外邪(がいじゃ)と呼びます。
外邪は自然界にある「気」のことで、風(ふう)・寒(かん)・暑(しょ)・湿(しつ)・燥(そう)・火(か)・熱(ねつ)などですが、
これらが健康に害を及ぼす時にそれぞれ風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪・熱邪となります。
ウイルスや細菌を排出する仕組みですが
例えば、万病のもとである風邪(かぜ)は、最初、風邪(ふうじゃ)に侵される病気です。
風邪(ふうじゃ)が体内に侵入し、免疫細胞が悪寒がする、だるくなるなどのサイレンを鳴らします。

 

3、次に、発熱発汗もしくは鼻水や咳、下痢といった症状が表れます。
発熱することでウイルスや細菌を殺し、発汗や鼻水・痰・排便によって異物を除去しようとする、体の防御システムの稼動がはじまります。
鼻の中には、ウイルスや細菌をとらえて殺菌する、また体内に侵入させないような働いきがあります。
ここを通過してしまったウイルスや細菌は、気管支の絨毛(じゅうもう)により、上へ上へと上げられて、痰となって排出されます。
更に気管支も通過してしまったウイルスや細菌は、肺の肺胞マクロファージに食べられて痰として排出されます。
次に胃まで到達しても、胃酸により殺菌され便として排出されます。
人間はおいそれと外邪に侵されたりはしないのです。
ところが風邪をこじらせてなかなか治らなかったり肺炎になってしまうことがあります。

 

4、何故このようなことが起こってしまうかというと、これらの体の防御システムがうまく稼動できない原因があるからです。
皮膚も同じです。
顔や手、うで、足、など、外気にさらされる皮膚は、おなかや脇などと違って固くできています。大腸菌が足や手についても化膿しません。
皮膚からウイルスや細菌が侵入しないようにできているのです。しかし、この壁に傷が入ってしまったり、薄くもろくなってしまうとどうでしょう。
簡単にウイルスや細菌の侵入を許してしまうことになります。
異物処理能力を高めること、つまりスムーズに排出できる環境を整えることが病気にならない方法だといえるでしょう。

 

5、夏場に暑くても汗をかきにくい方がいます。
汗をかきにくい方は、冷え性、低体温、自立神経失調、めまい、むくみ、といった症状を併せもつ方が多いです。
これは、生活習慣と関係があります。
エアコンの効いた室内に長時間いる、外気にあまり触れない、季節の旬のものをあまり食べない。
こうした生活が続くと、汗をかきにくくなり、体温調整機能の低下、免疫機能も低下します。
この場合はまずエアコンに頼らず、外気に触れる時間を多くしてみましょう。
そして適度に運動をして体を動かすようにしましょう。
汗腺(かんせん)は、人体のなかでもまだ未完成の状態であり、使わないと退化しやすい器官でもあるといわれています。
 

6、「尿が出にくい」「頻尿」「夜に尿意で目が覚める」「残尿感がある」といった症状がある場合は、
多くの場合、中医学的には腎(じん)の働き自体に問題があると考えます。
排水に関係の深い腎(じん)は、余分な水分や排泄物を尿として排水するだけでなく、
生長・発育・生殖とも深い関わりがあり、つまり老化現象ともつながります。

 

7、排便は一日一回、と云われているように、便をためていると健康を害することは古くから知られています。
小腸から水分をとられて大腸に送られてきたばかりの便は水分を多量に含んでおり、大腸壁からも水分が吸収されます。
もし悪玉菌などの影響によって大腸壁から水分が吸収されないままで排便されると下痢となります。
下痢でも便秘よりは良いです。下痢で有毒な菌を排出しなければ、毒素は体内に留まって病気の種となるからです。
小腸の腸壁はなんと二日に一回、剥がれて作り変えると云われています。テニスコートくらいある小腸の腸壁や、胃壁や大腸の腸壁も6日おきに剥がされ、これらは全て大便となり排出されます。大便には体内に入り込んだ異物や体内で生成された異物、肝臓での解毒物が含まれ、また、大便の1グラムあたりには腸内細菌の死骸が一兆個ほどあると云われています。
以上が大便の中身のほとんどで、実は食べもののカスはほとんどありません。
いかに人間が食べものの栄養素を有効利用しているか、がわかりますが、同時に便の中身のほとんどは体内にあってはならないものである、ということがおわかり頂けると思います。
ゆえに排便は出来るだけスムーズに行うことがベストです。
 

8、「食生活」「ストレス」「便意をがまんする」「水分不足」「血液循環が悪い」といったことが便秘の原因になりますので、
まずは原因を探し便秘を解消していきましょう。
毎日快便!といった方でも、宿便には気をつけてください。宿便は4日以上、大腸内にこびりついている便のことです。
腸管壁に腸憩室をわざわざつくって、そこに停滞してしまう便(古便)もあります。
便秘ははじめ、腹部の膨満感といった症状から、吐き気・めまい・食欲不振・腹痛・不眠・精神不安・頭痛・肌荒れ、
と長期にわたるに従い、様々な症状を引き起こしていきます。更に長い年月を経ると、腸内細菌が有毒物質を作って、
腸壁から全身に毒素が広まり、ガンなどのさまざまな病気の引き金にもなっていきます。

 

9、最後にスムーズな排便のポイントです。

便意を感じたらすぐにトイレに行きましょう。
朝一番でコップ一杯の水を飲みましょう。
食物繊維だけでなくバランスの良い食生活を心がけましょう。
加熱した温かい食事を心がけましょう。
食事の時間、睡眠の時間を規則的にしましょう。
こまめに体を動かし、有酸素運動を日課にしましょう。

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