“平均寿命”と”健康寿命”の違い
1、“平均寿命”とは死ぬまでの時間の事を呼びます。
平成22年のデータでは男性は80歳、女性は86歳でした。
ちなみにアフリカのマラウイでは男性は44歳、女性は51歳だそうです。
それに対して、日常生活などが自分で行え、不自由なくすごせる健康的な状
態を“健康寿命”と呼びます。これは、平均寿命に比べてぐっと短く、男性
は70歳、女性は74歳となっています。
つまり、男性は“日常生活などに不自由して生きる時間”が約10年、女性の
場合は12年以上になるわけです。
2、それでは、健康寿命を延ばすためにはどうすればいいのでしょうか。
5つのうちの2つをまずあげてみましょう。
まず1つ目に禁煙があげられます。
煙草は百害あって一利なしです。
2つ目に病気の早期発見と早期治療あげられます。
人間が生きていく上で、病気になることは避けられません。しかし、病気を早期に発見して治療に取り組めば、回復する可能性がとても高くなります。
3、3つ目に食生活のバランスがあげられます。
食事はすべての基礎です。野菜類を多めに、肉類を控えめにして、かつバランスよくとります。
食事の時間にも気を付けましょう。
4つ目に適度な運動があげられます。
無理な運動は必要ありません。しかし、日常的に軽い運動を取り入れることが大切です。
5つ目に心にも栄養を与えてあげることがあげられます。
周囲の人との関わりを大切にし、趣味を持つようにすると良いですね。
4、このように考えていくと、健康寿命を延ばす方法は、“いかにして充足した生活を送るか”にかかっていると言えるのかもしれません。
毎日の生活を見直し、ストレスをためず、健康に気を配るといった当たり前のことが、健康的な生活を維持して健康寿命を延ばすことにつながると思われます。