頭寒足熱
東洋医学の考え方の中に「六淫による疾病の発生」があり、「寒」という言葉があります。
「寒」は、冬に多く見られますが、冬でなくても雨に濡れたり汗をかいたりした後に風に当たると、風邪を感受する原因になると考えられています。
水分は、蒸発するとき、一定の熱量を必要とするため、まわりの熱を奪います。したがって、雨に濡れたり発汗した後には、体表の水分蒸発が起こり体温が下がります。この時に風に当たると「寒」を受けた状態になります。
現代では、クーラーも「寒」の発生原因と考えらています。
私は、普段クーラーの効いた部屋にいるのですが、デスクワークに集中していると体が強張ってくるのが良くわかります。体は熱いので足が汗をかいてクーラーの冷たさで下半身から冷えて身体の芯まで冷えてしまいます。
週末に足湯をしてきました。
15分程度の足湯でも身体の芯から温まり、身体の緊張がときほぐれてリラックスできました。
この時期は下半身を冷やしてしまうことが多いですから、極力お湯に浸かってみて下さい。