更年期障害
カテゴリー:全身の症状
症状解説
女性:40代から50代の女性が閉経を迎える前後に現れ始める症状で、卵巣機能の低下によるエストロゲンホルモンの欠乏、特にエストラジオールの欠乏に基づくホルモンバランスの崩れにより起こります。
ひどい場合は日常生活にも支障をきたすほどの動悸、息切れ、血圧の上下、めまい、耳鳴りなどを引き起こす。
他にはほてりやのぼせ、生理不順などもみられる。
男性:男性の更年期障害も女性と同様にほてりやのぼせ、動悸、発汗、不安感、倦怠感、食欲不振などがみられる。
その他に泌尿器の問題では、頻尿、残尿感、尿の勢いに低下などがあり、機能症状としては性欲減退、朝立ちの減少、勃起不全などがあげられる。
男性の更年期障害はあまり認知されていない傾向があり、倦怠感があってもただ怠けているだけに見られたり、ストレスが原因だと片付けられてしまいがちである。運動器の症状には肩こり、筋肉痛、関節痛なども見られるため、疲れやストレスのみで判断せず、更年期障害の可能性も考えられるので注意が必要である。