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健康コラム

老けない人は「腸の若返りができている

今、先進国の多くで高齢化が進み、認知症が深刻な社会問題となっています。現在、世界の認知症患者さんの数は約3500万人。WHO(世界保健機関)の調査によると、20年ごとに患者数は約2倍に増加すると見込まれています。

日本も例外ではありません。
実際、日本の認知症患者数は2012年現在で約460万人にも達しており、認知症予備軍とされる約400万人を含めると、860万人もの数にのぼります。さらに厚生労働省の推計によると、2025年には700万人に達するとされており、認知症治療の問題はもちろん、認知症対策もますます重要になってきているといえます。「まだ働き盛りの年代だから関係ない」とは言っていられないのです。

 

1、認知症は、脳の神経細胞が変性することから起こる脳の病気ですが、日頃から脳細胞の壊死や障害を防ぐ生活を心がけることで、発症リスクをかなり低くすることができます。そのカギとなっているのが、ほかならぬ「腸」なのです。
腸は別名「第2の脳」と呼ばれており、小腸の一部の細胞や大腸の細胞は、神経を通じて脳と密に結びついています。
ですから、腸が汚れていることから生じる生活習慣病や精神的な不調、免疫力や血流の低下といったことは、すべて認知症の発症リスクを高める要因となるのです。また、腸が不調だと細胞への栄養・水分の供給が滞りがちになり、ひいては脳細胞にも十分な栄養や水分が届かなくなります。こうなると脳へのダメージにつながるのはいうまでもありません。

 

2、このような腸の状態が長期間にわたって続けば、将来、認知症を発症するリスクが高まる一方といっても過言ではありません。
まだ働き盛りの30代、40代だとしても、早いうちから腸の環境を整え、認知症への対策をしておいたほうがいいのは、このためなのです。
腸の状態がよければ健康を維持することができ、老化を防ぐことにもつながります。腸が元気に機能することで、私たちの体を構成している60兆個の細胞が、いきいきと働けるシステムになっているからです。
腸が元気なら脳を元気にすることにつながり、認知症予防にも有効なのです。

 

4、日本は世界でトップクラスの長寿国ですが単に長生きすることが必ずしも幸せとはいえません。心の底から喜ぶべき長寿とは、健康であってこそではないでしょうか。このことは近年、「健康長寿」という言葉が注目されていることからもわかります。
健康長寿とは、寝たきりや介護を必要としない、自立して生活ができる期間がどのくらいかを示した指標です。
健康長寿を左右するのは、何を食べ、どのような生活習慣を続けてきたのかにかかっているといっても過言ではありません。
さらにいうなら、「腸」によいことをしてきたかどうかです。

 

5、近年、腸が体の免疫力にも大いに関係していることが知られ、注目されています。この腸の役割を十分に機能させるカギを握っているのが「腸内細菌」です。腸がきれいで、腸内環境がよく保たれていれば腸内細菌の働きは活性化し、私たちの体を構成している60兆個の細胞を若返らせることにつながる体内酵素も活性化します。ひいては健康長寿を延ばすことができるのです。
腸内細菌のなかでも、特に重要なのが善玉菌です。この善玉菌が腸で十分に働くことによって健康の維持や改善につながるのはもちろん、脳の細胞も元気になり、認知症を予防することができるのです。
これは、腸内で脳の健康に必要な栄養素や神経伝達物質の素がつくられるからです。
 

6、年齢の若さと腸の若さは必ずしも比例しないのです。
腸が老化しているかどうかが判断できるポイントがひとつあります。それは、顔の肌の状態を見ればいいのです。
具体的にいうと、肌の状態がよくて実年齢よりも若く見える人は、腸も若くて健康な場合がほとんどです。
逆に、肌が荒れていたり、くすんでいたり、張りがなくて血色が悪い人は、腸の老化が進んでいることが多いのです。
特に実年齢よりもかなり老けて見える人は、注意が必要です。

 

7、老化とは、ひと言で説明すれば「細胞の老化」です。これは腸が食べ物からの栄養素を十分に吸収できず、免疫力を発揮できない状態に陥っていることを示します。さらに表情に生気が感じられず、瞳がいきいきしていない人も、腸から脳に送られるべき栄養素や神経伝達物質の素が十分に届いていない証拠といえます。
個人差はあるとはいうものの、ある程度の年齢を重ねれば、肉体は衰えていきます。とはいえ、老け込むスピードがあまりにも速い人は、病気や不調を自覚していなくとも注意しなければなりません。腸の老化が猛スピードで進んでいる可能性が高いからです。
腸が老化することの最大の原因は、腸内細菌が生命活動に不可欠な体内酵素を十分につくりだせなくなり、細胞の代謝が悪くなってしまう点にあります。この細胞の健康を損なう最大の敵が活性酸素(フリーラジカル)です。

 

8、私たちは酸素がなければ生きていけませんが、酸素には、体内の物質と結合すると酸化を起こす性質があります。
酸化とは、わかりやすくいえば「サビる」ことです。この体をサビつかせる力が活性酸素の場合、普通の酸素よりも数十倍と強力なのです。
活性酸素は「体をサビつかせる悪者」ではありますが、ホルモン生成の手助けをしたり、外敵が侵入してきた際に白血球から放出されて敵を全滅させるなど、有用な働きもします。ところが、大量に発生すると、コレステロールや中性脂肪といった脂質を酸化させて過酸化脂質という有害物質をつくり出し、細胞膜やDNAを傷つけて破壊してしまうのです。
この過酸化脂質が脳細胞の細胞膜内に増えると、アルツハイマー病を引き起こす原因とされているタンパク質「アミロイドβタンパク」が、脳細胞の表面に集積しやすくなります。

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