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健康コラム

足のバランスからみる治療

最近、マイブームとして裸足で遊ぶ・歩く・走ることを休みの日にしています。どこに出かけるにしても流行りの5本指靴(ビブラムシューズ)を履いて出かけ、砂浜や芝生そして、路面が綺麗と感じた所は裸足になっています。

マイブームの以前に一度、曳舟から月島まで酔った勢いで、裸足になって歩いて帰宅した事があります。ほろ酔いでもあったので、初めは気持ちよく歩いていたのですが、気づいたことがありました。それは、現代人は足の使い方が間違っているのではないかと。昔から歩き方は、踵接地から小趾側そして母趾を踏みつけて地面を押し出す。と習ってきたと思います。実はこの歩き方は、靴ありきの話なのです。裸足で生活する人たちは、履いたとしても薄い皮を足裏に添えて落ちないようにひもでくくりつけているだけです。我々日本人でも草鞋や草履を履いていましたよね。高度成長により西洋の文化がいつの間にかねづいてしまい、靴を履いて生活することが当たり前になってしまいました。問題なのは、足が自然の形で使われなくなってしまったということです。

コンクリートの上を裸足で歩くとまず、踵で受ける衝撃の強さに驚かされます。下から突き上げる下からの衝撃は、脳天まで響いてくるのです。恐らく、頸部の柔軟性に乏しい方は、直ぐに歩くのが嫌になるとおもいます。

なぜなら、必要以上に頭が揺すられ、頭が疲れてしまうからです。ボールの中に水と豆腐を入れて揺すってみてください。豆腐は形が崩れていきますよ。また、股関節を中心に下肢を振り子出しのようにしての踵打ち歩行は踵自身が痛くなります。多少肉厚ですが、直ぐに踵が炎症を起こすでしょう。多少歩きに自信のある方なら、踵を打ち付けなくても歩けますが、歩幅が大きかったり、スピードを出してみたりすると、足裏だけでなく、膝や股関節または腰部に違和感そして痛みが出現してきます。これは、足裏のクッション性がないために、筋肉が過剰に緊張してしまい、関節部分に大きく負担をかけてしまうからです。足のクッションは足裏の指〜付け根、付け根〜踵、下腿(脛と腓骨)、大腿部にありそれぞれが下からの突き上げる衝撃を彎曲されている箇所で吸収無害化します。吸収できない場合は、指上げ足(浮指:地面から指が離れている状態)が存在し脛の筋肉と大腿部の筋肉が過剰に緊張しているのです。

ぜひ、砂浜や芝生を見つけたら裸足になって歩いてみてください。

 

放送日時:2013年10月17日(木)午後10:00~午後10:48(48分)からNHKの放送を視聴していたのですが、『世界でイチバン走り続ける民と呼ばれ、100キロメートルを超えるウルトラマラソンの世界レースで圧倒的な強さを見せてきた“走る民”ララムリの走る力と独特の文化に迫る。メキシコの大渓谷の奥地に隠れ住み、400年にわたり、一晩じゅう走り続けるという謎のしきたりを守り続けてきた。そこから生まれた脅威の持久力、さらに走り続けることに込められた先人達のメッセージとは?【旅人】魔裟斗【語り】木村文乃』この放送に共感していました。走る事に意味は無く、民族の血が体を走らせていました。現代人では到底かなわない走りをしています。私たちは靴がなくては歩くことも出来ないのですから。

患者さんのご友人に外反母趾でいらした方が、約一年かけてボートで回遊され「気がついたら外反母趾が治っていた」と言っていました。恐らく、裸足でボートの上に立ち、波にもまれ指先で踏ん張る為だと思いました。
NHKの放送内で、現代人の走りと“走る民族”ララムリとの走りを検証していたのですが、足裏接地したときの波形が、現代人では、一度高く波形が跳ね上がり少し落ち着いてからもう一度波形が持ち上がります。しかしララムリは綺麗な半円弧を描いていました。この差は踵接地と土踏まず接地との違いでした。踵接地だと平地では難なく歩き走ることも可能ですが、土踏まず接地では、足指が細かく機能し凹凸のある山道をカモシカの様に登り降ることが出来ているのです。
現代人は指先まで意識して使って歩く人はどのくらいいるのでしょうか。進化なのか退化なのか見方はそれぞれですが、今を生きている私たちにはまだまだ忘れてはいけないことがあるのではないでしょうか。前回の通信にも記載したのですが、踵での接地は下から突き上げる衝撃が頭部まで届きます。頭部と頚部の関節部まで動きが硬くなります。ララムリの方たちは、本当に体全体をふわぁと浮かせるように走るのです。あんな走りを今からでも身につけたいと思います。

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